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Last Update 2007-06-16T01:26:01 GMT+09:00
二回目の留学生活
盧 青(中国)
3年前交換留学生として和歌山大学で一年間勉強していたので、今回の留学は二回目です。和歌山の環境や人々とは親しくなったとはいえ、前回と違って、今度は私費留学なので、やはり不安でした。そのときこちらの先生たちからいろいろアドバイスをいただいて、迷っていた結果、もう一回日本へ留学することを決意したのです。振り返ってみると、もしそのとき決意できなかったら、今はきっと後悔しているはずです。
前回の留学で一番残念なことは、ちゃんとしたアルバイトをしたことがないということですが、今回は神様がその残念な気持ちに十分に配慮してくれて、中華料理屋さん、コンビニ、スーパー、アルバイト体験をたっぷりさせてくださったのです。そのお陰で、生活費と授業料を自分で払うことが出来ました。しかし、お金だけではなく、アルバイト体験そのものには意味があるのです。学校では教えてくれない日本社会のいろんなことが見えてくるので、社会学専攻の私にとっては、本当にいい勉強になりました。例えば、外国人に対して、日本人は極端に二つのタイプに分けられています。
特別にやさしくしてくれるタイプと外国人をばかにするタイプ、中庸の方はめったにないです。島国で同一意識の強い日本人は常にまわりに意識をしているので、中庸は難しいです。日常目にする何気ない事柄でも、そのあり方を考察することによって、文化的な価値が生まれてくるのです。最近たまに読んだ本の中に、次の言葉が書かれて、ここでみんなと一緒にもう一度読んでみたいのです。「文化の比較というのは、優劣を論じることではなく、その違いを知ることが重要で、そこから本当の友好が始まる。文化の優劣を論じると必ず喧嘩になり、国と国との喧嘩は言わずと知れた戦争だ。」、なんと素晴らしい言葉でしょう。
そして、学校とアルバイト以外、ボランティア活動にも参加しています。週に一回高齢者たちを集めて、みんなで食事したり、編み物したり、おしゃべりしたりするクラブです。80、90歳のお年寄り15人ぐらいいて、みんな元気で、しかも明るい方々です。ボランティアとはいえ、いつも私の方が励まされて、パワーをいただいています。その方々の姿を見て、人生って何だろうとつい考えてしまうのです。現代社会では人生はお金だという論調が強いですが、お金って何でしょう。全ての「全」という漢字に二点を加えたら、「金」になるが、つまり、お金が全てだと考えたら、本当の全てがなくなる、もちろん幸せも、人生の意味そのものもなくなるのです。90歳のおばあさんたちは人生を楽しんでいるのに、私たちはなんで余計なことで悩んでいますか。もっと楽しく、明るく、元気で頑張りましょう。
二回目の留学はこんなに価値があるのかと自分でも驚きました。初めての留学で得た中途半端な考え方や知識を今回でもう一度熟成することによって、前の幼い自分が恥ずかしく思いました。こういう気分は成長した印かなと自分なりに思ってしまって、嬉しいよりは重い気持ちでした。
Posted in 2007年

